牛肉部位 特徴

【プロ直伝】おいしい牛肉部位選び方見分け方|ランイチの特徴と用途をお肉のプロが解説

最近では、牛肉が食卓に登場する機会もふえ日本も欧米化してきました。

でも、思っていた牛肉じゃなくてがっかりしたことありませんか?

”そんな思い”二度としたくないですよね。

そこで、牛肉選びで失敗しない方法をお肉のプロがご紹介します。

あなたは、牛肉を買う時何を基準に選んでいますか

牛肉選びは、2つのことに気を付けるだけで確実に失敗が減ります。

その2つとは

・牛肉の部位の特徴と用途を知る
・料理用途にあった牛肉の部位を選ぶこと

今回は、牛もも肉のなかでも人気の部位ランイチの特徴と用途をご紹介します。

ランイチはどこにある部位

ランイチは”ランプ”と呼ばれることが多く「ランプ」と「イチボ」からなるお尻付近の部位。

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ここ数年人気がでてきた稀少部位“イチボ“もこの一部。

外ももと繋がっていてもも肉に分類される部位。

ランイチの特徴

ランイチはサシが入りにくい赤身肉なのに柔らかい肉質

※サシとは
食肉の脂肪交雑のこと。筋肉の脂肪は筋肉間、筋束間、筋線維間に沈着する。筋束間と筋線維間で肥大化した脂肪細胞の集まりである脂肪組織が、筋肉全体に霜が降るように分散していることを、脂肪交雑が良好であるという。この良好な状態のものを霜降り肉と呼び、上級肉とされる。肉眼で見えるのは筋周膜の脂肪。分散した脂肪は肉質にやわらかさを与える。肉の口触りを良くし、脂肪特有のコクを与える。牛肉は豚肉に比べて筋線維がかたいので、さしが入ることでやわらかさが増し、肉の格付の重要な要素となっている。豚肉は牛肉ほどではないが、適度の脂肪沈着のあるものが良いとされる。鶏肉はさしが入りにくいが、肉質がやわらかいので重要視されていない。日本食肉消費総合センター

サーロインなどのやわらい部位の代用品としても十分なほど肉質は柔らかめ。

ロース系に比べお値段もお手頃なことから近年人気が上がってきています。

赤身肉なのでカロリーも低いことから女性に人気の部位。

ランイチの用途

肉質の柔らかさからどのような料理にも合います。

ランイチおすすめ度☆☆☆

 

他のもも肉の部位に比べやわらかいランイチは少し厚切りのスライス肉ですき焼きがおすすめ。

ランイチおすすめ度☆☆

もも肉=硬いというイメージですが、ランイチはサシがあまり入っていないのに柔らかく
ステーキなどの厚切り肉でも十分やわらかい部位。

特にイチボは、赤身肉の割にロースに似た味。

ランイチおすすめ度☆☆

ステーキもいいんですが焼肉もおすすめ。

もも肉はぱさぱさ感のする部位なんですがランイチはもも肉の割にジューシーさのある部分。

それでいてロース系などのようにくどくなくさっぱりと食べることができます。

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はじめまして。私は某スーパーで精肉部門責任者歴30年のお肉のプロです。スーパーには毎日沢山のお客様が来店され色々なお肉の質問を受けます。「えッ、こんな疑問があるのか!」と気づかされることが多いです。お肉の疑問を解決して、「おいしいお肉」を食べてほしい!そんな思いから「お肉の基礎知識」などをブログで発信しています。少しでも、あなたのお役に立てたなら嬉しいです!