すき焼き好きですか?
年の暮れからお正月にかけては、
一年で一番食べ物で贅沢する時期。
食卓に、
豪華な食べ物や料理が並ぶと
幸せな気分になりますよね。
お寿司は、
お正月に食べる人気の定番メニューのひとつ。
美味しさもさることながら
手間がかからないところが
人気の理由でしょうか?
お正月は、
一年で一番家族が集まる機会ですよね。
久しぶりに、
家族で鍋をかこむすき焼きも
お正月の人気メニューの一つ。
すき焼きは、
心も体も温まって
家族の絆をより強くする
料理かもしれませんね。
すき焼きにつかう牛肉は、
脂身の多い
リブロースやサーロイン、肩ロース、
赤身系のもも肉、肩肉などがありますが
部位によってやわらかさも味も違います。
折角のすき焼きなのに、
変な部位を選んでは
気分も料理も台無しになってしまします。
そこで、
毎日お肉を扱っているお肉のプロが
すき焼き用の牛肉の部位の特徴を
ご紹介しますので
あなたの好みに合う
部位選びの参考にしてください。
今回は、
お肉のプロがおすすめの
5種類の部位の特徴をご紹介します。
リブロース
リブロースはどこにある部位
リブロースのリブとは
英語のrib(肋骨・あばら)の意味で
あばら付近のお肉で、
適度な霜降りと
赤身のバランスがよく
見た目にも美しい部位。
リブロースの特徴
リブロースは、
上質な脂身のある部位で
霜降りが豊富にはいり
※きめ※が細かく
濃厚な旨味があり
肉質はとてもやわらかい部位。
※きめ※とは
きめは、骨格筋を線維の方向に対して直角に切ったときの切り口で、筋束同士がくっついている様子のこと。「きめが細かい」というのは、個々の筋束の直径が小さいことを示している。筋束が細いと筋線維を束ねている筋膜も薄く、物理的強度が小さいため加熱調理した肉もやわらかい。同じ種類の肉で同じ部位で比較した場合は、きめが細かいほど肉質がやわらかく、高品質とされる。一般的に運動量が多い、あるいは強い力を出す筋肉はきめが粗い。日本食肉消費総合センター
きめが細かい=柔らかい肉質
キメが粗い=硬めの肉質
リブロースは、
焼く料理にむいている部位。
すき焼きのように、
お肉を焼くことから始める
煮込み料理にも抜群にあいます。
リブロースの上質な脂が、
煮込むことで溶け出し
他の具材までおいしくなります。
すき焼き用リブロースをもっとおいしくする方法
すき焼きに使う牛肉は、
スーパーやお肉屋さんで
あらかじめ切ってあるお肉を
購入するのが普通ですよね。
あまりやわらかくない
赤身肉のもも肉や肩肉などは
切ってあるものを買っていいんですが、
お肉の旨味を味わうには
ある程度の厚さが必要。
リブロースやサーロイン
肩ロースなどのように、
柔らかい部位をすき焼きに使うときは、
厚さを指定して事前予約するといいです。
特に、
霜降りも豊富でやわらかい
リブロースは
少し厚めにきることで
お肉の旨味を感じれて
美味しくなります。
すき焼きは肉がいのちです
ロース系の部位を
すき焼きに使うときは
すこし厚めに切ってくださいと
予約して購入してください。
すこし厚めのリブロースが
おいしいすき焼きにしてくれるはずです。
是非、お試しください。
肩ロース
肩ロースはどこにある部位
肩ロースは首から背中にかけての
牛肉では一番大きい部位。
肩ロースの特徴
肩ロースは、
濃厚な旨味のある部位で、
部分的に味も柔らかさにも
違いがあるのが特徴。
リブロースに近い部分は
きめが細かく
脂身(サシ)が多くやわらかい。
真ん中付近からネックの手前までは、
赤身と上質な脂身が混ざりあった
肩ロースのなかでも
とても濃厚な味の部分。
肩ロースの中で最も身の厚い
中心部分には
希少部位ザブトンがあります。
ネック近い部分は、
肉質もやや硬くなり
牛丼などの煮込み料理に最適。
すき焼き用の肩ロースの上手な買い方
スーパーで
すき焼き用の肩ロースを
上手に買う方法をご紹介します。
個人で経営しているお肉屋さんでは
肩ロースを上、並み、切り落としなどに
分けて値段設定しています。
スーパーでは、
柔らかい部分と
そうではない部分とを組み合わせて
一つの商品にします。
肩ロースは部分的に、
柔らかさと味がちがうので
先ほどご紹介した
部分部分の特徴を参考に
肩ロースのリブ部分をください
肩ロースの真ん中部分をくださいと
部分指定して予約することで
お値段はすこし高くなるかもしれませんが
あなた好みの部位を購入できます。
お肉の旨味を味わうには
ある程度の厚さが必要。
肩ロースはやわらかい肉質なので
ちょっと厚めに切って
も添えて予約してくださいね。
ちょっとした手間がかかりますが
この方法できっとおいしいすき焼きが
できると思いますのでお試しください。
サーロイン
サーロインはどこにある部位
サーロインは背中部分の部位。
サーロインの特徴
リブロースとつながっている部分で、
きめが細かく
上質な脂身(サシ)が多く
やわらかい。
濃厚でジューシーな旨味のあり
霜降り(脂身が多い)の見た目の割には
あっさり味のお肉。
サーロインの脂身には
甘さがあり
この上質な甘い脂身が、
煮込むことで溶け出し
他の具材もいっそう美味しくなります。
すき焼き用サーロインをもっとおいしくする方法
すき焼きに使う牛肉は、
スーパーやお肉屋さんで
あらかじめ切ってあるお肉を
購入するのが普通ですよね。
あまりやわらかくない
赤身肉のもも肉や肩肉などは
切ってあるものを買っていいんですが、
お肉の旨味を味わうには
ある程度の厚さが必要。
リブロースやサーロイン
肩ロースなどのように、
柔らかい部位をすき焼きに使うときは、
厚さを指定して事前予約するといいです。
特に、
霜降りが適度にありやわらかい
サーロインは
少し厚めにきることで
お肉の旨味を感じれ
美味しくなります。
すき焼きは肉がいのちです
ロース系の部位を
すき焼きに使うときは
すこし厚めに切ってくださいと
予約して購入してください。
すこし厚めのサーロインが
おいしいすき焼きにしてくれるはずです。
是非、お試しください。
肩肉
肩肉はどこにある部位
肩肉は文字通り肩部分のお肉。
肩肉の特徴
肩肉は脂身が少ない赤身肉。
きめが粗くやや硬めの部位。
コラーゲンが豊富で、
濃厚でジューシーな旨味があり
さっぱりした味わいの部位。
赤身肉なので
カロリーが気になる方には
おすすめです。
肩肉の一部で
肩甲骨の上にある
稀少部位の”ミスジ”は
霜降り肉で
繊細で濃厚な旨味のある部位。
https://jiyuujitugenblog.com/%e7%89%9b%e8%82%89%e5%b8%8c%e5%b0%91%e9%83%a8%e4%bd%8d%e3%81%a3%e3%81%a6%e4%bd%95%ef%bc%9f%ef%bd%9c%e5%b8%8c%e5%b0%91%e9%83%a8%e4%bd%8d%e3%81%ae%e7%89%b9%e5%be%b4%e3%82%92%e3%81%8a%e8%82%89%e3%81%ae/
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すき焼き用の肩肉の上手な買い方
肩肉をすき焼き用に切るときは、
ミスジもいっしょにスライスします。
肩肉で一番旨味がありおいしいのは
霜降りが入いるミスジ部分。
ミスジを含む部分が欲しいときは
ミスジを含んだ部分をすき焼き用で欲しい
と事前予約するといいです。
買えるかは運次第ですが
挑戦してみてください。
友バラ
友バラはどこにある部位
友バラはお腹部分のお肉で
焼肉材としても人気の部位。
友バラの特徴
友バラは
焼肉、しゃぶしゃぶなど
いろいろな用途がありますが
おすすめはすき焼きや肉じゃがなどの
煮込み料理。
赤身と脂身が層をなす友バラは、
きめが粗くやや硬め肉質で
煮ることでやわらかくなる
煮込み料理に最適な部位。
前バラ(かたばら)と繋がっている
身の厚い部分は霜降り(サシ)が多く、
焼肉やしゃぶしゃぶに最適な部分。
友バラにたっぷりとついている
脂身には甘さがありに、
煮込むことで他の具材にも
お肉の甘い旨味がはいり
おいしくなります。
友バラを使った
肉じゃがは絶品ですので
挑戦してみてください。
友バラをすき焼きで使うときの注意点
一般的に友バラは
すき焼きに使うことはあまりありません。
理由①
すき焼きに使う部位は
部位に厚みがあるお肉が最適なんですが、
友バラは身が薄く一枚の食べ応えがない。
理由②
友バラはとにかく脂身が多いです。
すき焼きは
他の具材と煮込んでから食べる料理。
友バラについている大量の脂身は
薄切りにした状態だと煮込むことで
溶けて小さくなってしまいます。
友バラをすき焼きで上手に使うには
友バラをすき焼き用として
上手に使うには
少し厚めにスライスしてもらう
あまりすき焼きで使うことのない
友バラですが少し厚めに切ってもらうことで
脂身が溶けてもある程度の大きさを保てます。
少し厚めにすることで
向かない理由
①と②はクリアできます。
友バラ自体の脂身は
甘く濃い旨味のあるおいしい部位。
友バラをすき焼きで食べたい時は
すこし厚めのすき焼き用に切ってと
事前予約してから購入するようにしてください。
親切なスーパーやお肉屋さんだと
きっと対応してくれると思いますよ。
まとめ
すき焼きに使う牛肉は
部位によってやわらかさや味が
全然ちがいます。
それぞれの特徴を知ることで
すき焼きは
もっともっと美味しくなります。
このブログが少しでも
お役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。