豚肉料理といえば
すき焼きやしゃぶしゃぶなどがありますが、
ブロック肉をつかうローストポークは
作り方も以外にシンプルで
手作りする方も増えていますよね。
おいしいローストポークを作るコツは
ローストポークに適した豚肉の部位を選ぶこと。
おいしい手作りローストポークをつくるための
豚肉の部位の選び方をお肉のプロがご紹介します。
ローストポークとは
ローストポークは、
豚肉の塊(ブロック)肉を
オーブンなどで中まで火を通した
ドイツ南部やオーストラリアなどの伝統料理。
ブロック肉を使うので、
旨味をにがさず
豚肉のジューシーさを堪能できる料理。
冷めてから食べるローストポークは、
脂身の多い部位だと
冷めてから脂身が硬くなり
なめらかな食感を損ないます。
ローストポークに適した部位は、
一般的には赤身系のもも肉。
もも肉以外の部位では、
肩ロースやロースが適しています。
今回は、
国産のもも肉の特徴をご紹介します。
豚もも肉はどこにある部位?
豚もも肉は、
豚の足の付け根からお尻にかけてある部位。
形が一升徳利に似ていることから
とっくり(徳利)ともよばれています。
・外もも
・内もも
・しんたま
の3つが合わさった部位。
ローストポークに適しているのは
肉質がやわらかい
内ももとしんたまの2つ。
外ももはキメが粗く
硬めの肉質で厚切りで食べる
ローストポークには不向き。
うちもも肉の特徴
内ももは、
3つの部位のなかでは
一番柔らかい部位。
柔らかい部位なので、
・一口カツ
・トンテキ
・煮豚
・焼き豚
・酢豚
・ローストポーク
などに適しています。
お肉の繊維(筋目)を間違えないように
1~2cmくらいの厚さで切っても
やわらかいです。
しんたまの特徴
しんたまは、
その形からマルともいわれ
やわらかさは、
外ももと内ももの中間位。
スーパーでは、
ブロック肉や切り落とし
で売られていることが多い部位です。
内ももと比べると
少し硬めの肉質なので、
筋目を間違えないように切ると
やわらかくなります。
煮豚や焼き豚、
ローストポークなどに最適な部位。