牛肉料理焼肉

牛焼肉部位の選び方見分け方|希少部位牛タンの特徴をお肉のプロが解説

牛肉は部位によって、
柔らかさ(肉質)や味が全く違います。

部位が料理にあっていないと
時間をかけて作った折角の料理の味が
半減してしまいます。

そこで、
牛肉の部位ごとの特徴を
ご紹介しますので
買い物にお役立てください。

今回は、
焼き肉の定番部位として人気の
牛タンの特徴をご紹介します。

牛タンはどこにある部位?

牛タンはご存じの通り牛の舌。


あまり動かさない根本部分をタン元
よく動かすタンの先端部分をタン先
タン元とタン先の間をタン中といいます。

タン先とタン元では肉質が全く違います

牛タンの特徴

牛タンは焼肉の定番として人気の部位。

牛1頭からわずか1~1.5㎏位しかとれない
希少部位

希少部位とは?
牛肉の部位で3㎏以下しか取れない部位
シャトーブリアンミスジなどがある。


タンパク質や鉄分、ビタミンBが豊富。
脂肪分が少なく、ヘルシーにみえますが
じつはカロリーはかなり高め。

脂身のおおい牛ロースとほぼ同じで
100gあたり269Kcalもあるんです。
参考までに牛ロースのカロリーは
100gあたり260Kcal。

タン元の特徴

一般的に動物の筋肉(お肉)は、
運動量が多い部分ほど硬くなり
少ない運動量の部分の肉質はやわらかくなります

タン元はあまり動かさない部分で
霜降りもちょっと入り柔らかい肉質。

焼肉屋さんでは
極上タンとして提供されています。

厚切りでも十分いけるので
タンステーキで食べることもできます。

タン中の特徴

タン中は、程よいやわらかさの部分。

タン元にちかい部分は上タンとして
タン先に近い部分は並みタンとして
焼肉屋さんでは提供されています。

タン先の特徴

タン先はよく動かす先端部分なので
肉質は硬く焼肉には不向き。

どうしてもタン先を味わいたのであれば
細かくきって食感を楽しんでください。

硬い部分なので、
シチューなどの
煮込み料理にむいています。

ABOUT ME
kazu
はじめまして。私は某スーパーで精肉部門責任者歴30年のお肉のプロです。スーパーには毎日沢山のお客様が来店され色々なお肉の質問を受けます。「えッ、こんな疑問があるのか!」と気づかされることが多いです。お肉の疑問を解決して、「おいしいお肉」を食べてほしい!そんな思いから「お肉の基礎知識」などをブログで発信しています。少しでも、あなたのお役に立てたなら嬉しいです!