子供から大人まで人気のハンバーグ。
こんがり焼き目がついたハンバーグは見た目にも食欲をそそりますよね。
皿に盛りつけして、いざ食べようとハンバーグを切った時、肉の色が生っぽい時ってありますよね。
もしかして、生焼け?
この記事は、次に人におすすめ!
・ハンバーグの生焼けの見分け方を知りたい!
・ハンバーグが生焼けになる原因を知りたい!
・生焼けににならない焼き方を知りたい!
では、はじめます!
ハンバーグ生焼けの見分け方
生焼けのハンバーグを食べると、食中毒の危険があります。
たとえ、牛100%のハンバーグでも食中毒を起こすことがあります。
必ず、しっかり焼いてから食べましょう。
ハンバーグの生焼けを見分ける方法はいくつかありますが、「切らずに確認する方法」と「切って確認する方法」をご紹介します。
ハンバーグを切らずに見分ける方法
ハンバーグの、生焼けのを切らずに確認する方法は2つ。
①調理用温度計を使う
いちばん確実で簡単な方法は、「調理用温度計」を使う方法です。
焼いているハンバーグに調理用温度計を中心部分まで刺して、75℃以上になっていたら、中まで火が通っている証拠。
75℃以上になっていたら、そこから2分以上加熱することで生焼けも防止することができ、カンピロバクターなどの細菌を死滅させることができます。
②竹串をつかう
調理用温度計がない場合は、昔ながらの竹串を刺して出てくる肉汁の色で確かめる方法があります。
竹串をハンバーグの中心部分まで刺します。
この時に出てくる肉汁の色で生焼けを見分けます。
でてくる肉汁の色が赤ければ中心部分はまだ生焼けの状態。
透明な肉汁が出てくれば完全に火が通った状態。
ハンバーグを切って見分ける方法
ハンバーグを焼いた後、少し余熱で中まで火を通した後に、ハンバーグの身の一番厚い部分を切って確認します。
この時に出てくる肉汁の色で生焼けなのか、火が通っているかを見分けます。
・肉汁の色が赤ければ中心部分はまだ生焼けの状態
・透明な肉汁が出てくれば完全に火が通った状態
です。
ハンバーグが生焼けにならない方法
ハンバーグが生焼けになるのは、いくつか理由があります。
ハンバーグが生焼けになる原因は、
・ハンバーグのタネに空気が入っている
・焼く時の火加減が適切でない
・ハンバーグの種の厚さ
・ハンバーグの中心部をへこませていない
のが主な原因です。
その、逆のことをすればいいんです。
つまり、
・ハンバーグのタネの空気はしっかり抜く
・ハンバーグの中心部分はへこませる
・ハンバーグの火加減に注意
・ハンバーグの種の厚さに注意
ことに注意すればいいわけです。
ハンバーグのタネの空気を抜く
ハンバーグを整形する時に、両方の手でキッチボールをするようにして、しっかりタネの中の空気抜くことが大切です。
最低10回は、キャッチボールして空気を抜くといいでしょう。
タネの空気を抜く作業が不十分で、ハンバーグのタネに空気が残った状態で焼くと、空気が温められてハンバーグの真ん中部分が膨らんできます。
真ん中部分が膨らむと、焼きムラ(生焼け)ができます。
焼きムラができると、部分的に生焼け状態になりやすくなります。
焼きムラをなくすための方法が・・・
ハンバーグの中心部をへこませる
ハンバーグは焼き始めると外側から内側に徐々に収縮してきます。
この収縮をうけとめる役目をするのが「へこみ」です。
へこみを作ることで火の通りが均一になる!
「へこみ」をつくることで、焼いている時に中央部分が膨らまず、ハンバーグに均一に火を通すことができます。
ハンバーグを焼く時の注意点と火加減
ハンバーグを焼くフライパンはしっかり加熱しておきましょう。十分温められたフライパンで弱火〜中火で焼きます。
そして、表面に焦げ目がついたら、ひっくりお湯やお酒を適量いれ、蓋をして蒸し焼きます。
お湯やお酒を入れて蒸し焼きすることでふっくらしたハンバーグになります。
蒸し焼きすることで、表面の焦げすぎを防止し、中心部までしっかり火を通すことができます。
ハンバーグの種の厚さに注意
厚すぎるハンバーグは、中心部分まで日が通りにくく、生焼けの原因になります。
薄すぎもジューシーさを損ねる原因になるので、種の厚さは3〜4cmくらいがいいでしょう。
ハンバーグの生焼けは、食中毒の危険があります。
これまでご紹介した方法でも、生焼けになることもあるでしょう。
ハンバーグが、生焼けになった時の対処法をご紹介します。
もしも生焼けになってしまったら
もしも、ハンバーグが生焼けになっても慌てなくて大丈夫です。
ハンバーグの中心部分まで火を通す方法がありますのでご紹介します。
フライパンで焼きなおす
生焼けになってしまった時は、フライパンで焼きなおすことで解決します。
このときに気をつけることは、火加減です。
蓋をして、弱火でじっくりと蒸し焼きにするといいです。
「焦げ付きが気になる方」は、お湯を少し加えることで焦げ付きを最小限におさえることができます。
電子レンジで再加熱する
フライパンで焼き直すと、ハンバーグを焦がすのが心配。
電子レンジを使うと焦がす心配がありません。
やり方は、
・ハンバーグを耐熱皿に移し替える
↓
ラップして1〜2分程度加熱
これだけです。
しかし、1〜2分で中まで火が通るかわからないので、加熱時間は様子を見ながら調整が必要です。
ちゃんと火が通ったかを確認するためには、先程ご紹介した「ハンバーグを切らずに生焼けを見分ける方法」を参考にしてください。
ハンバーグの生焼けの見分け方まとめ
ハンバーグの生焼けを食べると、食中毒のリスクがあります。
ハンバーグは生焼けで食べるのはNGです!
ハンバーグの生焼けを見分け方は昔から使われている、竹串をさして肉汁の色で見分ける方法があります。
しかし、竹串で確かめる方法は、不確かな部分もあるのであまりおすすめしません。
個人の感覚で判断すると、食中毒の危険があります。
ハンバーグの生焼けを見分けるには、調理用温度計を使う方法が一番確実で安全な方法です。
私は、調理用温度計を使って、ハンバーグの中心温度を計る方法をおすすめします。
ハンバーグの材料になる挽肉にも、
・牛ミンチ
・牛豚合い挽きミンチ
・豚ミンチ
・鶏ミンチ
など色々な種類があります。
そして、その中に存在する細菌の種類もちがいます。
牛肉や鶏肉には、「カンピロバクター」などの細菌が。
豚肉には、「サルモネラ菌」などの細菌がいます。
食中毒になるのは、細菌が原因です。
ハンバーグが生焼け状態の物を食べると、それらの細菌に感染して食中毒を発症します。
ハンバーグの生焼けで食中毒にならないようにするためには、細菌の死滅する温度を知ることも大切です。
細菌を死滅させる温度
細菌の死滅温度を一覧表にまとめてみました。
カンピロバクター | 食材の中心温度が75度以上で1分間以上の過熱が必要 |
腸管出血性大腸菌 | 食材の中心温度が75度以上で1分間以上の過熱が必要 |
トキソプラズマ | 食材の中心温度が67度以上で2分間以上の過熱。または、-20度で8時間以上の冷凍が必要 |
E型肝炎ウイルス | 食材の中心温度が63度で30分間以上の過熱が必要 |
サルモネラ菌 | 食材の中心温度が75度で1分間以上の過熱が必要 |
病原性大腸菌 | 食材の中心温度が75度で1分間以上の過要熱が必要 |
腸炎ビブリオ菌 | 食材の中心温度が75度で1分間以上の過要熱が必要 |
ノロウイルス | 食材の中心温度が85度で1分間以上の過熱が必要 |
ボツリヌス菌 | 100度の過熱でも死滅しない |
食中毒をひきおこす、その他の細菌は、「食材の中心温度が63度で30分以上の過熱が必要」といわれています。
細菌の死滅温度、参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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