「バーベキュー食材を朝から夕方まで保存するにはどんな方法があるの?」
特に8月の暑い時期のバーベキューは食材が痛んでおこる「食中毒」が心配です。
そこで、12時間以上食材を安全に保存する方法をご紹介します。
目次
食材を12時間以上保存する方法①クーラーボックスを1使う
食材を安全に保存する一般的な方法がクーラーボックスを使う方法。
クーラーボックスは大きくわけて「ハードクーラーボックス」と「ソフトクーラーボックス」の2種類あります。
そして、クーラーボックスは用途によって使い分けることで効果を発揮できます。
ハードクーラーボックスとは
ハードクーラーボックスは医療品の運搬にも使われるほど保存力に優れているクーラーボックス。
特に、真夏の20度を超えるバーベキューにハードクーラーボックスは必需品です。
ハードクーラーボックスの中には「1週間経っても氷がまだ残っていた」こともあるくらい保存力に優れているものもあります。
ハードクーラーボックスには
・真空断熱パネル
・発泡ウレタン
・発泡スチロール
をつかっている3種類があります。
食材を半日(12時間)以上保存するのに適しているのは、「発泡ウレタン製」と「発泡スチロール製」です。
大きさも幅広く揃えてあり
・〜15L
・15〜30L
・30L以上
と種類があるのでバーベキューに参加する人数で選ぶことができます。
ハードクーラーボックスの3つのメリット
メリット①
一般的なソフトクーラーボックスの保冷効果は12時間程度です。
ハードクーラーボックスの中には、1週間経っても氷が残っていた例もあるくらい保冷効果に優れています。
メリット②
ハードクーラーボックスは色々なシーンに使われることが多いです。
サイズも、10L〜60L程度のものまで幅広く揃っています。
ソフトクーラーボックス
ソフトクーラーボックスは、アウトドアギアのひとつで「クーラーバッグ」「保冷バッグと呼ばれています。
ソフトクーラーボックスの特徴①
・軽量い
・収納製がいい
ハードクーラーボックスに比べ軽く、持ち運びに便利で、自宅や車の収納場所をとりません。
使わないときには小さく折り畳めるので普段の買い物にも重宝します。
ソフトクーラーボックスの特徴②
・保冷力が高いモデルが次々に登場
以前は、ハードクーラーボックスに比べ保冷力が劣ると言われ夏場のキャンプやバーベキューには不向きといわれていました。
しかし、最近では保冷力もグンと向上しハードクーラーボックスに負けないほどの高い保冷力のモデルが登場しています。
ソフトクーラーボックスの特徴③
・サイズやデザインが幅広い
折りたたんでバッグに入るタイプからハードクーラー並みの大型のサイズまで登場。
使う用途やシーンにあわせたボックスタイプやトートバッグタイプのものまでさまざま。
デザインも「おしゃれ」なものから「かわいい」ものまでいろいろ揃っています。
食材を12時間以上保存する方法②発泡スチロールを使う
バーベキューでクーラーボックスの代わりになるのが発泡スチロール。
発泡スチロールのメリット
・安い!
数百円で買えますし、場合によってはスーパーなどでタダでもらえたりします。
発泡スチロールのデメリット
・壊れやすい
発泡スチロールは、いろいろな厚さのものがあり薄いタイプの発泡スチロールは壊れやすいです。
スーパーなどでタダでもらう時には、リンゴなどが入っている厚めの物をもらいましょう。
発泡スチロールは安いだけではなく、使い方一つで保冷力もハードクーラーボックスに匹敵するくらいになります。
発泡スチロールの保冷力をアップする方法
発泡スチロールの保冷力をアップする方法は、
・保冷剤を発泡スチロールの底と食材の上に配置する
・肉や海鮮などの食材は冷凍したものを入れる
・隙間が空かないように食材などを入れる※
・アルミシートで蓋をする※
・蓋はガムテープなどでしっかり密閉する
・飲み物を入れる場合は冷凍したものを入れる※
・アルミシートなどで発泡スチロールのまわりを覆う
ことで保冷力が段違いにアップします。
隙間が空かないように食材などを入れる
ボックス内に「隙間」が空くと保冷力が半減します。
しかし、食材などを詰めていれても「隙間」が空くことがあります。
そんな時には、「プチプチ」とか「新聞紙」「保冷剤」などで隙間をなくすことで保冷力がアップします。
アルミシートで蓋をする
保冷力をよくするために、保冷剤で食材などを上下にサンドイッチする方法があります。
アルミシートを使うと、さらに保冷力をアップします。
やり方は、サンドイッチした上の保冷材の上にアルミシートを載せるだけです。
アルミシート一枚で保冷力が格段に良くなります。
蓋を開けた時に、食材や保冷剤が外気に直接ふれるのを防ぐ効果もあるのでおすすめです。
飲み物を入れる場合は冷凍したものを入れる
飲み物を冷凍する場合の注意することは、
水を容器いっぱいに入れないこと。
ほんのちょっと隙間ができる位の量にしてください。
そうすることで、空気の膨張による爆発を防ぐことができます。
炭酸飲料などは冷凍NGです!
気をつけてください!
食材を12時間以上保存する方法③保冷剤を使う
バーベキューで保冷剤は必須アイテム。
ケーキやアイスを買うと付いてくる保冷材もありますが、バーベキューでは保冷力不足。
特に、暑い時期のバーベキューでは「食中毒リスク」を考え、アウトドア専用の保冷剤を使用しましょう。
そこで、今回はアウトドア向きの保冷剤の選び方をご紹介します。
保冷剤選びのポイントは、
①冷却温度
②保冷時間
③再冷却時間
④大きさ(サイズ)
⑤ハードorソフト
冷却温度
保冷剤には、
・0度タイプ
・氷点下タイプ
があります。
0度タイプ
0度タイプの保冷剤は0度前後まで冷えます。冷やしたいけど凍らせたくない飲み物やお弁当などにおすすめ。
氷点下タイプ
食中毒が心配な生肉や魚などの生鮮食品の保存には、0度以下まで冷えるタイプがおすすめ。
ボックスサイズに最適なのものを選べば、氷やアイスも溶かさずに保存可能です。
保冷時間
保冷剤の種類は、「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」があります。
一般的に、冷却力と保冷時間に優れているのは「ハードタイプ」。
長いもので48時間保冷できるものもあります。
長時間の食材保存などには保冷時間の長いハードタイプがおすすめです。
再冷却時間
再冷凍時間とは、保冷剤が完全に溶けた状態から完全に凍るまでにかかる時間。
0度タイプの保冷剤は、24時間くらいで再冷凍できるものがおおいです。
しかし、氷点下タイプのものは48時間くらい再冷凍にかかるものもあります。
購入の際には、注意書きをよく読んで買うようにしましょう。
大きさ(サイズ)
保冷剤も使う用途やボックスの大きさにあわせてサイズ選びすることが大事です。
あまりにも多きサイズの保冷剤は、家庭用の冷凍庫に収まりきらないこともあるので十分注意してください。
サイズ別に、どのような用途に適している簡単にまとめてみました。
参考にしてください。
50~350g | ちょっと冷やしたい時 |
350~600g | しっかり冷やしたい時 |
600~1000g | キャンプやバーベキューに最適 |
1200g | 短時間でキンキンに冷やしたい時 |
ハードorソフト
保冷材の中身は、「98%が水」「2%が高吸水性のポリマーや防腐剤」などのゲル状の物質。
食材を12時間以上保存する方法④大きめの氷を使う
暑い時期のバーベキューに活躍するのが氷。
小さめの氷だとすぐに溶けてしまうので、大きめの氷の塊(板氷)がおすすめです。
家庭で簡単に作れれるのでご紹介します。
板氷の作り方
①1リットルの使い終わった牛乳パックを準備する
②準備した牛乳パックをきれいに洗う
③水が牛乳パックいっぱいになる位いれる
④そのまま冷凍庫に2〜3日いれる
これだけで立派な板氷ができあがります。
注意点
牛乳パックに水を入れるときにギリギリまで入れてしまうと破裂することがあります。
ほんの少し余裕をもたせて入れてくださいね。
キンキンに冷やす方法
暑い時期のバーベキューでアイスなどが食べれるといいですよね。
そんな時には、水に塩を溶かした「塩水」を凍らすと0度以下まで冷却できる板氷ができます。
溶かす塩の量は、
水100gに対して塩5〜10g位でいいです。
ぜひ、挑戦してみてください!
食材を12時間以上保存方法する方法⑤スノコを使う
クーラーボックスの底が、溶けた氷などで食材が水浸しになったらイヤですよね。
そんな時に活躍するアイテムが「スノコ」。
ボックスのサイズに切って使えるので、とても便利です。
百均などで帰るのでコスパもいいですよね。
一度試してみてください。
食材を12時間以上保存する方法⑥冷気が漏れないようにアルミシートで蓋をする
バーベキューで、クーラーボックスの温度があがる最大の原因はボックスの蓋の開け閉め。
特に暑い時期のバーベキューは、1回の開け閉めでボックス内の温度が急激に上がってしまいます。
当然、温度上昇で中の食材なども傷んでしまうリスクがあがってしまいます。
そこで活躍するアイテムが「アルミシート」。
蓋の下に(食材の一番上)に配置するだけで、食材が温かい外気に直接触れることから防いでくれます。
この一手間が「食中毒リスク」を少なくしてくれます。
アルミも百均で買えるので何枚か購入しておくと役立ちますよ。
食材を安全に12時間以上保存方法する方法まとめ
野外のバーベキューは、「空気もおいしいし」。
同じ食材でも「美味しく」感じます。
そして、とてもたのしいです。
でも、暑い季節のバーベキューには、
「食中毒リスク」があります。
この記事では、「12時間以上食材を安全に保存するアイテム」をご紹介しましたが、
参考になったでしょうか?
あなたの参考になったのであれば、
とても嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!