バーベキューで「肉」や「海鮮」と並んであると喜ばれる
おにぎり。
おにぎりは、お肉といっしょに食べると、お肉のおいしさがも一段とアップしますよね。
おにぎりでも、
「焼きおにぎり」は、
お肉や他の食材と同じように焼いて楽しむことができるので、「バーベキューの時にはやるよ」という人も多いのではないでしょうか?
焼きおにぎりをする時に困るのが「網に米がくっついてしまうこと」。
あなたも経験あるのではないでしょうか?
できれば、くっつかせずに焼きたいですよね。
この記事では、焼きおにぎりが網にくっつかないようにする方法をご紹介します。
この方法を実践すると、米が網にくっつくことが少なくなり、ストレスのないバーベキューを楽しむことができます。
では、はじめます!
目次
焼きおにぎりはバーベキューに欠かせない食材
いろいろな味付けができてバリエーションの多い焼きおにぎりは、「肉」や「海鮮」と並んでバーベキューに欠かせない食材の一つ。
お米なので、お肉との相性も抜群で、バーベキューでも大人気のメニューですよね。
でも、焼いている途中に形がくずれてボロボロになってしまったり、網にくっついてしまったりと結構やっかな食材でもあります。
これを解消するのが、今からご紹介する方法。
あなたでも、簡単にできます!
焼きおにぎりを上手に焼く方法①網が熱くなったら油を塗る
網が十分熱くなったら、おにぎりをのせる前に「網全体に油を塗る」とくっつきにくくなります。
油を塗ることで、お米が網にくっつかずに脂の効果で、こんがり、焼き目もつくので一石二鳥です。
サラダ油を使ってもいいんですが、風味を出したい時には「ごま油」がおすすめです。
ごま油は、じっくりと煎てつくることで「味」「香り」がやわらかでナッツのような甘い香りをもつ油。
ごま油をぬることで、上品な味の焼きおにぎりになります。
実際に比べてみると、違いが分かると思います。
焼きおにぎりを上手に焼く方法②焼く時の火力は弱め
強火で焼くと、すぐに焦げてしまったり、表面だけは焼けても中は冷たい状態のままだったりします。
焼きおにぎりを焼く時には「弱火」で焼く方が上手に焼くことができます。
でも、弱火の場所ってどこ?
そんな時に役立つのが、火起こしの時にスリーゾーンファイヤーを作るという方法。
火起こし段階で、スリーゾーンファイヤーを作っておくことで、「強火」「中火」「弱火」の場所ができます。
スリーゾーンファイヤーとは?
スリーゾーンファイヤーとは、文字どうりで
火力を、
・強火ゾーン(分厚いお肉などの表面に焦げ目をつける)
・中火ゾーン(じっくり中まで火をいれる)
・弱火ゾーン(焦げを防止する逃げ場)
の3つのゾーンを作る方法。
スリーゾーンファイヤー作り方
①強火ゾーンをつくる
コンロの3分の1に、上が平らになるよう炭を2層に積み上げて強火ゾーンをつくる。
②中火ゾーンをつくる
コンロの3分の1に炭を1層に積み上げ上が平らになるようにして中火ゾーンをつくる。
③弱火ゾーンをつくる
炭は置かず、アルミホイルや油の受け皿を置いておく。
スリーゾーンファイヤーの温度の目安
スリーゾーンの温度の目安をご紹介します。
今回は、
グリルの網の上15センチに手をかざして何秒耐えられるかで確かめる方法。
あくまでも、ご自分の手の感覚で確かめる方法なので目安としてお考えください。
強火ゾーンの手で感じる温度と大体の温度
耐えられる時間 | 温度 | |
強火ゾーン | 3秒 | 230〜280℃ |
中火ゾーン | 6秒 | 180方230℃ |
弱火ゾーン | 10秒 | 120〜180℃ |
です。
参考にしてください。
そして、
スリーゾーンファイヤーの炭の継ぎ足し方は?
効率のいい方法をご紹介します。
スリーゾーンファイヤーの炭の継ぎ足し方
①弱火ゾーンのアルミホイルや受け皿を取り除く
②中火ゾーンの炭を弱火ゾーンに移動する
③中火ゾーンの空いスペースに新しい炭を置く
④中火ゾーンに炭を配置したら強火ゾーンの炭を少し移す
⑤強火ゾーンの炭をすべて弱火ゾーンに移す
⑥強火ゾーンに新たに炭を適量置く
⑦強火ゾーンの継ぎ足した炭の上に弱火ゾーンの炭を全部移す
⑧弱火ゾーンにアルミホイルと油皿をもどす
以上で炭の継ぎ足しは完成!
参考にしてください。
焼きおにぎりを上手に焼く方法③焼きおにぎりのご飯は十分に冷ましておく
炊きたてのご飯で焼きおにぎり用にすると、焼いている時に形が崩れやすくなります。
焼きおにぎり用にする時には、握った後、常温にもどるまで待つか、ご飯が常温にもどるまで待ってから握るようにすると焼いている途中で形崩れしにくくなります。
夏の暑い時期のバーベキューは、熱いご飯をおにぎりにして持ち運ぶと「食中毒」のリスクが高くなりますので十分注意が必要です。
そんな時には、クーラーボックスなどに保冷剤を入れるなどすると安全です。
焼きおにぎりを上手に焼く方法④おにぎりは固めにしっかり握る
「固めにしっかり握る」ことが、焼いている途中で形崩れしない焼きおにぎりのコツ。
おにぎりはふんわり握ったほうが美味しくですが、焼きおにぎりは、ふんわり握ると、焼いている途中にや、タレなどを塗って焼くとくずれてボロボロになりやすくなります。
握ったおにぎりは、ラップなどはせずに「自然乾燥」させることで、さらに崩れにくくなります。
バーベキューでもと運ぶときには、ラップで個包装して、焼く前に、ラップを開いて自然乾燥させてから焼くと形崩れしにくくなります。
焼きおにぎりを上手に焼く方法⑤焼くときは表面を素焼きする
焼く時には、おにぎりの表面を素焼きすると形崩れしにくくなります。
焼く前に、タレや味噌を塗ってしまうと形崩れの原因になります。
タレや味噌がを塗ると形崩れしやすくなるのは、タレや味噌に含まれる塩分が関係しています。
塩分は、脱水作用があります。
おにぎりは、お米の水分同士がくっつきあって形を保っています。
しかし、塩分量の多いタレや醤油、味噌を塗ることで、お米の水分が減少し結びつきが弱くなります。
これが、形崩れの原因。
タレなどを塗る前に、表面を素焼きすることで塩分の侵入を最小限にすることで形崩れしにくくなります。
当然、タレなどを必要以上に多く塗ってしまうと形崩れしやすくなります。
くれぐれも、適量を塗るようにしましょう。
焼きおにぎりを上手に焼く方法⑥表面にタレを塗ったらさらに焼く
おにぎりの表面が焼けたら、タレを塗りましょう。
やり方は、
・片面ずつにぬる
・タレが乾くまでしっかり焼く
・片面が乾いたらもう片面も同じように乾くまで焼く
・この工程を3回位繰り返す
この時に注意することは、
もう焼けたかな?と頻繁に裏返さないことがコツです。
焼きおにぎりは、じっくり時間をかけて焼くことで「おいしい」「形のいい」焼きおにぎりになります。
まとめ
バーベキューの焼きおにぎりは、焼かないおにぎりとは握る工程から考えて握るようにすると、形崩れしにくくなります。
炭火を使っての焼きおにぎりは、炭火でタレの焦げた風味と香りがたまりません。
焼きおにぎりは、タレや味噌の他にも自分の好みで色々なバリエーションが可能です。
この記事でご紹介した「焼きおにぎりを上手に焼くコツ」を参考に、ちょっとしたコツを意識するだけで、さらに美味しく、型崩れしないキレイな焼きおにぎりになるはずです。
参考になったのであれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
関連記事