風が吹いても痛い痛風発作。
歩くのもつらい痛風は、二度と経験したくないですよね。
私も6年前に痛風発作に襲われた一人で、あの時の痛みは二度と経験したくないです。
痛風発作はどうして起こるのか?
痛風の原因となるものとして有名なのが、ビールの飲みすぎによる「プリン体の摂りすぎ」もその一つ。
ビールはプリン体を多く含むため、毎日たくさん飲むと痛風リスクが高くなります。
そして、お酒以外にも痛風になる原因はプリン体を多く含む食材をたくさん摂ることにあります。
痛風になるとお酒以外に、食べ物にも気を使いますよね。
普段食べている食材にはどのくらいのプリン体が含まれているのかご存知ですか?
この記事は、次の人におすすめです!
・食材に含まれるプリン体含有量を知りたい!
・プリン体含有量の多い食品を知りたい!
今回紹介する食材は、「豚肉」です。
「痛風発作が心配で何を食べていいか」、迷っている方は参考にしてください。
では、はじめます!
豚肉部位のプリン体含有量
豚肉は値段もお手頃なので、食卓にあがる機会も多い食材ですよね。
豚肉のプリン体含有量は、肉類では牛肉と同じくらいです。
豚肉の主要部位のプリン体含有量をまとめてみました。
部位名 | 100gあたりのプリン体含有量 |
バラ | 75.8mg |
肩肉 | 81.4mg |
ロース | 90.9mg |
肩ロース |
95.1mg |
タン | 104mg |
もも | 113mg |
心臓 | 119.2mg |
ヒレ | 119.7mg |
レバー | 284.8mg |
豚肉部位、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。
豚肉部位の特徴
スーパーなどの売り場に並んでいる豚肉の部位の特徴をご紹介します。
肩肉 ・81.4mg
出典:ビール女子
きめが粗く、少し硬めの部位で脂肪分が多少ある部位。
カレーやシチューなどの煮込み料理に適しています。
肩肉を使ったレシピ
肩ロース肉 ・95.1mg
出典:オーケーコーポレーション
キメはやや粗く、赤身と脂身が適度に入った部位。
コクのある濃厚な味が特徴。
バラ肉・75.8mg
出典:パルシステム
赤みと脂肪が層になったお肉。
別名「三枚肉」ともいいます。
骨付きのものはスペアリブと呼ばれ、味は濃厚。
バラ肉を使ったレシピ
ヒレ肉 ・119.7mg
出典:sachi
キメが細かく豚肉の部位の中では1番柔らかい。
ビタミンB1が豊富で油を使う料理に最適。
ヒレ肉を使ったレシピ
ロース肉 ・90.9mg
出典:ajinomoto
キメが細く適度な脂肪がついていて、いろいろな料理に適している。
脂肪に旨味がありヒレ肉の次に柔らかい部位
。
ロース肉を使ったレシピ
もも 肉・113.0mg
出典:生協パルシステム
脂肪分が少なくきめが細かい。
ヒレ肉の次にビタミンB1が多い部位。
モモ肉を使ったレシピ
レバー ・284.8 mg
出典:kurashiru
ビタミンA、B2、B6、B12、鉄分が豊富。
牛乳で血抜きをすると臭みが取れる。
レバーを使ったレシピ
タン (舌)・104.0mg
出典:kurashiru
ビタミンA、B2、鉄、タウリンが多く含まれている。
薄切りにしてバター焼き、網焼き、唐揚げにするとおいしい。
ブロックのものは、シチューなどの煮込みにすると最高においしい。
タンを使ったレシピ
心臓 ・119.2mg
出典:taipon
”ハツ””とも言われ、筋繊維が細く歯ざわりが独特。
脂肪が少なく味は淡白。
タウリン、ビタミンB1、B2、鉄分が豊富。
焼肉や串焼きに最適。
心臓を使ったレシピ
一日のプリン体摂取量
痛風治療のガイドラインでは、
一日のプリン体摂取を400mg以下に抑えることが推奨されています。
一日のプリン体摂取量を400mg以下に抑えるためには、
・高プリン体の摂取回数を減らす
・3食のうち1食でもプリン体の少ない食品を中心の食事メニューにする
ことで一日のプリン体摂取量を400mg以下に抑えることができます。
プリン体含有量が多い・少ないとは?
プリン体含有量が「多い」「少ない」とはどのくらいの含有量なのでしょうか?
高尿酸血症と痛風治療のガイドラインでは、食品100gに含まれるプリン体含有量が、
・300mg以上 ・・・極めて多い
・200~300mg ・・・多い50~100mg
・50〜100mg・・・少ない
・50mg以下・・・ 極めて少ない
としています。
プリン体含有量が極めて多い(300mg以上の)食品
食品 | プリン体含有量 |
クロレラ | 3183mg |
煮干し | 746mg |
かつお節 | 493mg |
アンコウ肝(酒蒸し) | 399mg |
干し椎茸 | 380mg |
鶏レバー | 312mg |
イサキ白子 | 306mg |
マイワシ干物 | 306mg |
プリン体が多い(200~300mg)食品
食品 | プリン体含有量 |
豚レバー | 285mg |
大正エビ | 273mg |
マアジ干物 | 246mg |
オキアミ | 226mg |
牛レバー | 220mg |
カツオ | 211mg |
マイワシ | 210mg |
サンマ干物 | 209mg |
今回ご紹介した8品の「プリン体が多い」食品は、1回に食べる量が100g以上となる場合が多いです。
食べる量に十分に気をつける必要があります。
『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』の「1日400mgを目安に」「1日400mg以下」に抑えるようにしましょう。
プリン体含有量の多い食品の食べ過ぎに注意するのは勿論のこと、尿酸の排出を助けてくれる「きのこ類」「海藻類」などの食品と一緒に食べるようにしましょう。
プリン体含有量が少ない(50〜100mg)食品
豚ロース、豚バラ肉、牛タン、ラム肉、うなぎ、 ベーコン、ほうれん草、カリフラワー、アーモンドなど
プリン体含有量が極めて少ない(50mg以下)の食品
玄米、白米、パン、そば、豆腐、牛乳、卵チーズ、魚肉ソーセージ、キャベツ、トマト、にんじん、 もやし、オクラ、海藻類、果物類など
痛風リスクをなくす豚肉のプリン体含有量まとめ
ある日突然、ホントに突然痛風発作はおこります。
人は誰しも、痛い思いをしないと「痛い辛さ」がわかりません。
痛風の痛みは、一度の経験でいいです。
何度もはごめんです!
痛風発作を経験した人はみなさん、同じ意見です。
「痛風の痛さ」「痛風の辛さ」は二度と経験したくない!
二度と痛風にならないための対策は、ちゃんとできていますか?
痛風発作を起こさないためには普段から、プリン体摂取量を400mg以下に抑えることが必要です。
そのためには、毎日の食事に気をつけることが予防になります。
プリン体摂取量を400mg以下に抑えるためには、
・高プリン体の摂取回数を減らす
・3食のうち1食でもプリン体の少ない食品を中心の食事メニューにする
ことが必須です。
まずは、今のご自分の食事を見直してみるのもいいかもしれません。
そして、プリン体含有量の多い食品を控えることも普段から気をつけましょう。
今回ご紹介した、「プリン体含有量の多い食品」「少ない食品」を参考にしてください。
お互いに、痛風発作に気をつけましょう!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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