見ただけで唾液が出てしまう
梅干し。
日本人に昔から梅干しは親しまれてきましたが
1日に何粒まで食べていいの?
疑問ですよね。
栄養士に聞いてみたところ
梅干しの塩分含有量は
20gの梅干し1粒に対して
塩漬けの梅干しであれば
4.4gの塩分含有量だそうです。
調味料漬け梅干しは1.5gとのこと。
※調味料漬け梅干しとは
塩漬けした梅を水につけて塩抜きした梅干し後調味料に付けた梅干し
蜂蜜梅
昆布梅
などがそれです。
最初の疑問は
一日何粒まで食べていいのかでしたよね
毎日の食事の中で塩はほとんどの料理で使われているので
健康の面を考えると1日1粒(塩漬け梅干し)が適量とのことでした。
ちなみに
塩分摂取量の多い食材第3位
に梅は入っています。
1位はカップ麺
2位はインスタントラーメンの順です。
世界でも長生きする民族として
有名な日本人が
昔から好んで食べた梅干しなので
体にいいいのはなんとなく予想がつきますが
どんな効能があるのでしょうか?
ちょっと
ご紹介します。
▼疲労回復効果
日本伝統食材の梅には様々な効能があります。
中でも疲労回復などに有効な
クエン酸、リンゴ酸、コハク酸などの
有機酸が多く含まれています。
梅にはミカンやリンゴ、ブドウに比べ
ミネラルも豊富で
カルシウムに至っては
リンゴの4倍。鉄分は6倍含まれています。
ミネラルは炭素、水素、窒素、酸素と共に
人間の体には必須元素です。
ミネラルは、
タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び
人間の体に必要な5大栄養素の1つで
骨、歯や血液など体を形成する栄養素
(カルシウム、リン、水、鉄分など)の
バランスをとっています。
人間の体の形成にはなくてはならないミネラル。
その大事な役をになっている成分を
豊富に含んでいるのが梅干しなんです。
小粒ですが、大粒のリンゴなどに比べ
マグネシウム、亜鉛などは梅干しの方が豊富です。
梅干しは老廃物が溜まるのを抑える効果があり
疲れ、肩こり、細胞の老化、動脈硬化や生活習慣病などを改善します。
その他にも梅に含まれるクエン酸や
リンゴ酸などが糖質の代謝を活性化することにより
栄養素をエネルギーに変えて助けてくれます。
このように梅干しは疲れにくい体作りに役立ちます。
▼食欲増進に役立つ
見るだけで唾液が出る梅干しですが
梅干しに含まれるクエン酸は唾液の分泌を促して
食欲を増進させ、
胃液やその他の消化酵素の分泌も高めて
消化吸収を手助けしてくれます。
体調が悪い時、食欲がない時などは
梅干し1粒で食欲増進できるので是非お試しください。
梅干しには
ピクリン酸という物質が微量に含まれていて
ピクリン酸が便通を促し便秘を改善してくれます。
▼肝機能回復効果
人間の体は
酸性とアルカリ性のバランスをとることで
健康維持しています。
体が酸性化すると
血液がドロドロになります。
しかし、
多くの食品は酸性のものが多く
普通に食事をするだけでは、
血液や細胞液が酸性化し
毛細血管の血行不良を引き起こします。
その結果、
老廃物が蓄積され免疫力も低下します。
それが体調を崩したり病気にかかったりする原因です。
梅干しに含まれるクエン酸は
酸性になっている体をアルカリ性に中和して
健康な体へ変えてくれます。
普段食べているご飯やパン、肉や魚などの食品には
酸性食品のものが多く、
アルコールも体を酸性にしてしまいます。
そこで登場するのが梅干です。
梅干しは少量で酸性の体を
アルカリ性に中和することがでます。
酸性食品である牛肉100gを食べた時
中和するのに
アルカリ性食品のキュウリで
中和するためには
900g(約9本分)が必要です。
キュウリ9本食べるなんて
無理!
でも
梅干だと簡単に摂ることができます。
5g(約1/2~1個)食べるだけで充分なんです。
梅に含まれるクエン酸には
骨からカルシウムを奪うことを防ぐ効果と
カルシウムの吸収率も高めてくれる効果もあります。
現代人はカルシウム不足も指摘されていて
カルシウムの吸収率も年齢とともに低くなることを考えると
梅を5g食べるだけで改善できるのであれば
毎日実践することも簡単にできるのではないでしょうか。
ジャムや梅肉エキスなどは
梅を加熱してつくる調理食品ですが
この時、
糖とクエン酸が結合してできるのが
ムメフラール。
ムメフラールは年齢とともに進む
動脈硬化などの予防にもなります。
お酒が大好きでたくさん飲む人は
肝機能が徐々に悪くなっていきますが、
梅干に含まれるピルビン酸という成分が
肝機能を強化して
老廃物の排出を促進し疲労回復に役立ちます。
毎日一個の梅干しが
あなたを健康な体に変えてくれます。
早速
今日からでも
毎日一個の
梅干し習慣
始めましょう。