豚肉料理鍋物

【肉屋がおしえる】豚バラときのこのみぞれ鍋にあうおすすめの豚肉の部位|バラ肉の特徴をお肉のプロが解説

寒くなると食べたくなる鍋料理
鍋料理は心も体も暖かくなって幸せ気分にしてくれる料理ですよね。

鍋料理にも色々な種類があってどの鍋にしようか迷うことってありますよね。

そこで、味の素の人気豚鍋人気レシピを参考に
人気の豚バラときのこのみぞれ鍋とその鍋にあう豚バラの特徴をお肉のプロがご紹介します。
豚バラときのこのみぞれ鍋のお肉を選ぶ時の参考にしてください。

 

 

豚バラときのこのみぞれ鍋とは

・料理時間20分
・一人前のカロリー564Kcal

相性抜群の豚バラときのこを使った鍋料理。大根おろしでさっぱりと食べられるあったかみぞれ鍋。

 

 

 

ミルフィーユ鍋に使う豚バラ肉はどこにある部位?

ミルフィーユ鍋につかうバラ肉はあばら付近の部位。

 

 

 

 

豚バラ肉の特徴

豚バラ肉は、※きめ※は粗いですが
赤身と脂身が3層になっていて柔らかい肉質。

脂身と赤身が三層に重なってい要るので
三枚肉ともいわれています。

※※きめとは、

きめは、骨格筋を線維の方向に対して直角に切ったときの切り口で、筋束同士がくっついている様子のこと。「きめが細かい」というのは、個々の筋束の直径が小さいことを示している。筋束が細いと筋線維を束ねている筋膜も薄く、物理的強度が小さいため加熱調理した肉もやわらかい。同じ種類の肉で同じ部位で比較した場合は、きめが細かいほど肉質がやわらかく、高品質とされる。一般的に運動量が多い、あるいは強い力を出す筋肉はきめが粗い。日本食肉消費総合センター

 

きめが細かい=肉質はやわらかい
きめが粗い=硬めの肉質

この3層構造と脂身と赤身の適度なバランスが
バラ肉特有の濃厚でジューシーな旨味をつくりだしています。

 

脂身には適度な甘さがあり

赤身は色が濃ければ濃いほどしっかりとしたお肉の食感
旨味があります。

 

 

 

おいしいバラ肉の選び方

おいしいバラ肉を選ぶポイントは

赤身と脂身の境目がはっきりしている
ものを選ぶこと。

ばら肉の3層構造(赤身と脂身)が見た目に、
はっきりしている物は
新鮮で味も濃くジューシー

逆に境目がぼやけているものは
お肉の鮮度が劣化していて脂こかったりするので
購入の際はしっかりと観察してくださいね。

 

 

 

豚バラときのこのみぞれ鍋の材料(4人分)

 

豚バラ薄切り 500g
白菜 1/8株(250g))
しめじ 1パック(100g)
まいたけ 1パック(100g)
えのきだけ 1袋(100g)
にんじん 1/3本(50g)
水菜 1/2束(100g)
大根おろし 1本分(1000g)
ほんだし 大さじ2

 

 

 

豚バラときのこのみぞれ鍋の作り方

①豚肉は長さを4等分に切る。白菜はひと口大に切り、きのこ類は小房に分ける。にんじんは薄い輪切りにし、水菜は4cm長さに切る。

②鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったら、(1)の豚肉・白菜・きのこ類・にんじん・水菜を加えて煮る。

*お好みでポン酢しょうゆをつけてお召し上がりください。
*大根の水分が少ない場合は、水を加えて調整してください。
*鍋の種類、大きさによって火の通り方が違うため、火加減を調整し、焦げないように途中かき混ぜながら、お作りください

栄養情報 (1人分)

  • ・エネルギー564 kcal
  • ・塩分2.2 g
  • ・たんぱく質23.4 g
  • ・野菜摂取量※342 g
※野菜摂取量はきのこ類・いも類を除く

バラ肉と他の部位のカロリー比較

豚バラときのこのみぞれ鍋に一番あうのはバラ肉なんですが気になるのがカロリーの高さ。

豚肉は部位によってかなりカロリーに差があります。バラ肉は豚肉の中では一番の高カロリー部位。

部位別にカロリーをまとめましたので、カロリーを抑えたい方は参考にしてください。

 

部位 100gあたりのカロリー
ロース 263Kcal
肩ロース 253Kcal
もも 183Kcal
ヒレ 115Kcal
バラ 386Kcal

 

 

 

 

バラ肉とその他の部位の三大栄養素比較

体に必要な三大栄養素も部位別にまとめましたので参考にしてください。

※三大栄養素=(エネルギー産生栄養素(えねるぎーさんせいえいようそ)とは

食物中に含まれる身体に必須の成分のうち、たんぱく質・脂質・炭水化物の総称。
人間の身体になくてはならない栄養素のうち、エネルギー(カロリー)源となる「たんぱく質・脂質・炭水化物」を『エネルギー産生栄養素』と呼んでいます。以前は、三大栄養素とも言われていました。なお、栄養とは、呼吸、消化吸収、排泄、運動、成長、繁殖などの生活現象を維持し、健康な日常生活を送るために必要な物質を外界から摂取し、これを利用し、不要なものを排泄しながら生命を維持していくことを指します。一方、栄養素とは、生活現象を営むために外界から摂取しなければならない物質のことであり、具体的には、たんぱく質やカルシウムなどがこれに該当します。このように、栄養と栄養素には、明確な違いがあるものの、混同もしくは誤って理解されている場合も多く見受けられます。e-ヘルスネット 参照

 

タンパク質 脂質 炭水化物
バラ 14.2g 34.6g 0.1g
ロース 19.3g 19.2g 0.2g
肩ロース 17.1g 19.2g 0.1g
もも 20.5g 10.2g 0.2g
ヒレ 22.8g 1.9g 0.2g

※100gに含まれる量

 

 

 

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