豚肉部位 特徴

【肉屋がおしえる】おいしい豚ロース豚肩ロースの選び方|お肉のプロが特徴・使い方をズバリ解説します

スーパーの豚肉コーナーに並んでいる
豚ロースと豚肩ロースの違いご存知でしょうか?

部位名はよく似ていますが
肉質や使い方に違いがあるのでご紹介します。

肩ロースは豚肉のこの位置にあります。

下の画像が
豚肩ロースです。
約2㎏位の部位です。

肉質は、
左側の”ネック”
といわれる部分は少し硬いので
切り落としなど薄切りとして売られています。


右側はロースへとつながっていて
肉質は柔らかく

ちょっと厚切りして
生姜焼きでもいいですし

”豚カツ”にも最適ですので
一度ためしてください。

豚肩ロースの特徴とは

ネックに近い側(画像左)は少し硬く
ロース側に行くほど柔らかい

なので使う部分(柔らかいか、硬いか)で
用途が違います。

豚肩ロースの値段

豚肩ロースの値段は
ブランド(〇〇豚と表記してあるもの)とか
売っている地域(東京と地方)で
値段に差はありますが

平均的な価格としては
100gあたり200〜250円位が相場。

ロースよりも
ほんのちょっと安い価格帯です。

豚肩ロースの使い道は?

豚肩ロースは
1つの部位の中に
柔らかいところと
少し硬い所が混ざっています

柔らかい方(ロース側)から3分の2くらいは
豚カツとか

少し厚目に切っても大丈夫な
生姜焼きなどにも適しています。

残りの3分の1 はちょっと硬いので
薄切りにして
しゃぶしゃぶや炒め物

角切りにして
カレーとかシチューなどの
煮込み料理に適しています

ブロック肉を自分で切って
お肉が硬く感じたことないですか?

ブロック肉を自分で切る場合に
気をつけることは

筋目を短く断ち切るべし

お肉には筋繊維(筋目)があります。

お肉を柔らかくするには
筋繊維を短く断ち切ることで
柔らかい食感になります。

例えば
肩ロースの筋目(筋繊維)は

→のようになっているので
肉を柔らかくするためには
筋目を縦に短く断ち切ってやる
と柔らかくなります。

煮豚などを食べたときに
硬く感じるのは

筋目を
短く断ち切っていないのが原因です。

参考にしてみてくださいね。

 

 

ABOUT ME
kazu
はじめまして。私は某スーパーで精肉部門責任者歴30年のお肉のプロです。スーパーには毎日沢山のお客様が来店され色々なお肉の質問を受けます。「えッ、こんな疑問があるのか!」と気づかされることが多いです。お肉の疑問を解決して、「おいしいお肉」を食べてほしい!そんな思いから「お肉の基礎知識」などをブログで発信しています。少しでも、あなたのお役に立てたなら嬉しいです!