豚肉料理鍋物

【肉屋がおしえる】みそちゃんこ鍋にあうおすすめの豚肉の部位|バラ肉の特徴をお肉のプロが解説

寒くなると食べたくなる鍋料理
鍋料理は心も体も暖かくなって幸せ気分にしてくれる料理ですよね。

鍋料理にも色々な種類があってどの鍋にしようか迷うことってありますよね。

そこで、味の素の人気豚鍋人気レシピを参考に
人気のみそちゃんこ鍋とその鍋にあう豚バラの特徴をお肉のプロがご紹介します。
みそちゃんこ鍋のお肉を選ぶ時の参考にしてください。

 

 

みそちゃんこ鍋とは


画像提供:味の素

 

・調理時間25分
・一人前のカロリー490Kcal

豚バラ薄切りと野菜の旨味がおいしいみそちゃんこ鍋。豚肉と野菜のうまみがスープにとけだしコク深いみその風味が病みつきになるちゃんこ鍋です♪

 

 

 

みそちゃんこ鍋に使う豚バラ肉はどこにある部位?

みそちゃんこ鍋につかうバラ肉はあばら付近の部位。

 

 

 

 

豚バラ肉の特徴

豚バラ肉は、※きめ※は粗いですが
赤身と脂身が3層になっていて柔らかい肉質。

脂身と赤身が三層に重なってい要るので
三枚肉ともいわれています。

※※きめとは、

きめは、骨格筋を線維の方向に対して直角に切ったときの切り口で、筋束同士がくっついている様子のこと。「きめが細かい」というのは、個々の筋束の直径が小さいことを示している。筋束が細いと筋線維を束ねている筋膜も薄く、物理的強度が小さいため加熱調理した肉もやわらかい。同じ種類の肉で同じ部位で比較した場合は、きめが細かいほど肉質がやわらかく、高品質とされる。一般的に運動量が多い、あるいは強い力を出す筋肉はきめが粗い。日本食肉消費総合センター

 

きめが細かい=肉質はやわらかい
きめが粗い=硬めの肉質

この3層構造と脂身と赤身の適度なバランスが
バラ肉特有の濃厚でジューシーな旨味をつくりだしています。

 

脂身には適度な甘さがあり

赤身は色が濃ければ濃いほどしっかりとしたお肉の食感
旨味があります。

 

 

 

おいしいバラ肉の選び方

おいしいバラ肉を選ぶポイントは

赤身と脂身の境目がはっきりしている
ものを選ぶこと。

ばら肉の3層構造(赤身と脂身)が見た目に、
はっきりしている物は
新鮮で味も濃くジューシー

逆に境目がぼやけているものは
お肉の鮮度が劣化していて脂こかったりするので
購入の際はしっかりと観察してくださいね。

 

 

 

みそちゃんこ鍋の材料(4人分)

豚バラ薄切り 400g
木綿豆腐 1丁
にら 1束
白菜 300g
しめじ 1パック
えのきだけ 1袋
長ネギ 1本
にんにく 2かけ
4カップ
50ml
ほんだし 大さじ1
みそ 大さじ4
しょうゆ 小さじ2

参照元は味の素

 

 

 

 

みそちゃんこ鍋の作り方

①豚肉、豆腐、にらは食べやすい大きさに切る。白菜は芯と葉に分けて食べやすい大きさに切り、しめじ、えのきだけは根元を切ってほぐす。ねぎは斜め切りにし、にんにくは半分に切り、包丁でたたく。

②鍋にA、(1)のにんにくを入れて火にかけ、沸騰したら(1)の豚肉をほぐし入れ、(1)の豆腐・白菜の芯・しめじ・えのきだけ・ねぎを加える。

③全体がに火が通ったら、(1)のにら・白菜の葉を加え、みそを溶き入れ、しょうゆで味を調える。

栄養情報 (1人分)

  • エネルギー490 kcal
  • 塩分2.2 g
  • たんぱく質24.2 g
  • 野菜摂取量※116 g
※野菜摂取量はきのこ類・いも類を除く
参照元は味の素

 

 

 

 

 

バラ肉と他の部位のカロリー比較

みそちゃんこ鍋に一番あうのはバラ肉なんですが気になるのがカロリーの高さ。

豚肉は部位によってかなりカロリーに差があります。バラ肉は豚肉の中では一番の高カロリー部位。

部位別にカロリーをまとめましたので、カロリーを抑えたい方は参考にしてください。

 

部位 100gあたりのカロリー
ロース 263Kcal
肩ロース 253Kcal
もも 183Kcal
ヒレ 115Kcal
バラ 386Kcal

 

 

 

 

バラ肉とその他の部位の三大栄養素比較

体に必要な三大栄養素も部位別にまとめましたので参考にしてください。

※三大栄養素=(エネルギー産生栄養素(えねるぎーさんせいえいようそ)とは

食物中に含まれる身体に必須の成分のうち、たんぱく質・脂質・炭水化物の総称。
人間の身体になくてはならない栄養素のうち、エネルギー(カロリー)源となる「たんぱく質・脂質・炭水化物」を『エネルギー産生栄養素』と呼んでいます。以前は、三大栄養素とも言われていました。なお、栄養とは、呼吸、消化吸収、排泄、運動、成長、繁殖などの生活現象を維持し、健康な日常生活を送るために必要な物質を外界から摂取し、これを利用し、不要なものを排泄しながら生命を維持していくことを指します。一方、栄養素とは、生活現象を営むために外界から摂取しなければならない物質のことであり、具体的には、たんぱく質やカルシウムなどがこれに該当します。このように、栄養と栄養素には、明確な違いがあるものの、混同もしくは誤って理解されている場合も多く見受けられます。e-ヘルスネット 参照

 

タンパク質 脂質 炭水化物
バラ 14.2g 34.6g 0.1g
ロース 19.3g 19.2g 0.2g
肩ロース 17.1g 19.2g 0.1g
もも 20.5g 10.2g 0.2g
ヒレ 22.8g 1.9g 0.2g

※100gに含まれる量

 

 

 

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はじめまして。私は某スーパーで精肉部門責任者歴30年のお肉のプロです。スーパーには毎日沢山のお客様が来店され色々なお肉の質問を受けます。「えッ、こんな疑問があるのか!」と気づかされることが多いです。お肉の疑問を解決して、「おいしいお肉」を食べてほしい!そんな思いから「お肉の基礎知識」などをブログで発信しています。少しでも、あなたのお役に立てたなら嬉しいです!