豚肉料理

【豚肩ロース生姜焼きタレの作り方】100%成功する黄金比率をお肉のプロが解説

豚生姜焼きのたれを作る時、なんとなく「感」で作ると、美味しかったり、いまひとつだったりすることありますよね。

豚生姜焼きは部位選びも大切ですが、それ以上にタレ作りはとても重要です。

この記事は以下の人におすすめ!

おいしい豚生姜焼きのタレを知りたい!
おいしい豚生姜焼きタレ作りの配合を知りたい!

おいしい豚生姜焼きの秘訣というと、部位選びは勿論大切です。

しかし、それ以上に大切なことがあります。

それは、生姜焼きのタレ

生姜焼きのタレは、調味料などの配合で味が微妙に変わってきます。

「感覚」で、なんとなく生姜焼きのタレを作ると、おいしかったり、いまひとつだったりしますよね?

そんな人に、100%成功するおいしい生姜焼きのタレの黄金比率をご紹介します。

・計りやすく
・覚えやすく
・シンプル
な作り方です。

是非、参考にしてください!

 

豚生姜焼きのタレの黄金比率

豚の生姜焼きタレの黄金比率は、
・しょうがのすりおろし・・・1かけ
・しょうゆ・・・大さじ1
・みりん・・・大さじ1
・酒・・・大さじ1

つまり、配合は、

1:1:1:1です。

これが、豚生姜焼きのタレの黄金比率です。

・計りやすく
・覚えやすく
・限りなくシンプル
な配合ですよね。

豚生姜焼き黄金比率タレの味は?

・しょうがのすりおろし・・・1かけ
・しょうゆ・・・大さじ1
・みりん・・・大さじ1
・酒・・・大さじ1

1:1:1:1の黄金比率で作った生姜焼きタレの味は、
・くどくない、飽きのこない甘辛味
・みりんの甘みと、しょうがの辛味がとてもあうすっきりした味わい
です。

それでは、黄金比率で配合したタレを使った豚生姜焼きの作り方をご紹介します。

 

黄金比率のタレを使う豚生姜焼きの作り方

今からご紹介する豚生姜焼きは、
・薄切り肉をつかう生姜焼き。
・炒める前に生姜焼きのお肉に粉をふる。
・炒める前に粉をつけることで、お肉がやわらかくなりタレも絡みやすくなります。

材料(2人分・約610kcal)

・豚ロース薄切り・・・ 200g(8〜10枚)
〈しょうが焼きだれ〉
・しょうがのすりおろし・・・ 1かけ分
・しょうゆ・・・ 大さじ1
・酒・・・ 大さじ1
・みりん・・・ 大さじ1

・キャベツのせん切り・・・ 適宜
・片栗粉
・サラダ油

作り方

①肉に片栗粉をふる
生姜焼きのお肉に満遍なく片栗粉を絡める。

②タレをつくる
生姜焼きダレの材料を混ぜ合わせる。

③お肉を炒める
フライパンにサラダ油を入れ、お肉の色が半分くらい変わるまで炒める。

④生姜焼きダレを加える
半分ほど色が変わった生姜焼きのお肉から出た脂を、キッチンペーパーなどで拭き取る。

⑤生姜焼きダレをお肉に絡める
先程作った生姜焼きダレをフライパンに入れ、強火で、お肉に完全に火が通るまで炒める。
約30秒ほど炒めお肉の両面に照りが出たら火を止める。

⑥盛り付ける
キャベツを添えた容器に盛り付けしたらOK!

1人分約300kcalの豚生姜焼きの完成です。

 

豚生姜焼きは、調味料もたくさん使うので、カロリーを気にする人も多いのではないでしょうか。

特に、ダイエット中に人にとっては、ご飯がすすむ豚生姜焼きは大敵。

今回豚生姜焼きには、豚肉の部位の中では3番目にカロリーが高いロース肉を使いましたが、豚肉は部位によってはかなりカロリーに差があります。

部位別のカロリーをご紹介しますので、参考にしてください。

豚肉生姜焼き用の部位別のカロリー比較

豚肉のカロリーは、基本的に脂身の量で決まります。

脂身が多い部位ほどカロリーが高く、赤身が多ければカロリーは低くなります。

なので、豚肉の部位の中で一番脂身が多いバラ肉はカロリーは高めです。

逆に、ヒレ肉やもも肉は脂身が少ないのでカロリーは低いです。

それでは、部位別のカロリーを比較してみます。
今回は、カロリーの低い順に並べてみました。

部位名 100gあたりのカロリー
ヒレ肉 130kcal
もも肉 183kcal
肩ロース肉 253kcal
ロース肉 263kcal
バラ肉 395kcal

日本食品標準成分表2015 参照

豚肩ロース肉生姜焼き1人前のカロリーは?

それでは、豚肩ロース生姜焼き1人前のカロリーはどの位あるのでしょうか?

豚生姜焼きの総カロリーは、「部位のカロリー」+「調味量のカロリー」+「いっしょに使う野菜のカロリー」+「ご飯のカロリー」となります。

今回は、脂身の旨味が人気の部位「バラ肉100g」と、「必要な調味料を使った時」の1人前のカロリーです。

もちろん、野菜、ご飯のカロリーは含まれていません。

肩ロース生姜焼き1人前のカロリーは?

生姜焼き1人前の総カロリーは約300kcalです。

部位と必要な調味料のカロリーは以下の通りです。

・豚ロース薄切り・・・ 200g(8〜10枚)
〈しょうが焼きだれ〉
・しょうがのすりおろし・・・ 1かけ分
・しょうゆ・・・ 大さじ1
・酒・・・ 大さじ1
・みりん・・・ 大さじ1

・キャベツのせん切り・・・ 適宜
・片栗粉
・サラダ油

参考までに、300kcalを消費するのに必要な有酸素運動運動量はこちら参考にしてみてください。

 

※※有酸素運動とは、

 

※※有酸素運動とは、

有酸素運動とは、筋肉を収縮させる際のエネルギーに、酸素を使う運動のことをいいます。ジョギングや水泳、エアロビクス、サイクリングといった、ある程度の時間をかけながら、少量から中程度の負荷をかけて行う運動が代表的です。

有酸素運動とはを参照

肩ロース生姜焼き1人前を消費するのには、結構な運動時間が必要です。

おいしい豚生姜焼きは食べたい!
けど、カロリーが気になる!

そんなダイエット中のあなたに、豚生姜焼きのカロリーを抑える方法を3つご紹介します。

豚生姜焼きのカロリーを抑える3つの方法

豚生姜焼きのカロリーを抑えるために大事な3つ方法をご紹介します。

上手にとりいれて、豚生姜焼きを楽しみましょう。

豚生姜焼きのカロリーを抑える方法①

一番簡単な方法です。

カロリーが低い部位を使うことで大幅にカロリーを抑えることができます。

先程もご紹介しましたが、豚肉は部位によってカロリーに、かなり差があります

部位名 100gあたりのカロリー
ヒレ肉 130kcal
もも肉 183kcal
肩ロース肉 253kcal
ロース肉 263kcal
バラ肉 395kcal

こんな感じです。

カロリーが気になるダイエット中の人は、特に、脂分の少ない「ヒレ肉」「もも肉」を使うことでカロリーを抑えることができます。

表にはない部位ですが、「肩肉」も「もも肉」と同じくらいのカロリー量なのでおすすめです。

豚生姜焼きのカロリーを抑える方法②

生姜焼きのカロリーを抑える方法として次にご紹介するのが、
付け合せの野菜を工夫するです。

脂分の少ない部位をつかうと、豚生姜焼きが物足りなく感じる人もいるでしょう。

そんな時は、「しめじ」「えのき」「えりんぎ」などの低カロリーの野菜を付け合わせすることで満足を感じれるのでおすすめです。

「しめじ」「えのき」「えりんぎ」などの食材は、豚肉との相性も抜群!

満足感をえられる上に、さらに、豚生姜焼きをおいしく味わえるはず!

その他の付け合せ野菜としておすすめするのが「キャベツ」。

キャベツに含まれる食物繊維が、お腹の中で膨張して、少ない量でも満腹感を感じさせることができます。

キャベツの他には、トマトやパプリカなどの色の濃い野菜は見た目の華やかさで満足感を得られますし、不足しがちなビタミンなども補えるのでおすすめ。

豚生姜焼きのカロリーを抑える方法③

豚生姜焼きのカロリーをおさえる方法、最後にご紹介するのは、
超簡単な方法です。

それは、
食材をよく噛んで食べるです。

豚生姜焼きは、ご飯がいくらでもすすみます。

食べすぎてしまうご飯は、よく噛んで食べることで、満腹感を得ることができます。

付け合せの野菜は、先に食べるようにしましょう。
野菜をよく噛んで食べることで血糖値の急上昇を抑え太りにくくなります

そして、よく噛むことで食べ過ぎを抑えることができます。

 

カロリーは高めの肩ロース肉ですが、豚生姜焼きの部位で人気です。
人気があるだけではなく、わたしも、個人的には肩ロース肉は大好きです。

よりおいしい豚生姜焼きをた楽しむための肩ロース肉の特徴をご紹介しますので、生姜焼き用の肩ロース肉を買うときの参考にしてください。

肩ロース肉の特徴がわかれば、もっと、おいしいバラ生姜焼きを堪能できるはずです。

では、肩ロース肉の特徴です。

肩ロース以外の部位の特徴はこちらの記事を参考にどうぞ!

 

生姜焼きにおすすめの肩ロースの特徴


肩ロースは、豚肉の首から背中部分のお肉。
脂身と赤身の割合のバランスがとてもいい部位です。

肩ロースは、1本の部位の中でも、柔らかい部分(ロース側)と硬めの部分(ネック側)があるので、とんかつにする場合は、部分選びが重要になってきます。

生姜焼きにおすすめの肩ロースの選び方

わたしがおすすめする部分は、

ロース側のやわらかい部分です。

断面は、


〇で囲んだ部分は、牛肉でいう希少部位「ザブトン」がある部分。
ザブトンを含む部分は特におすすめです。

ザブトン部分は、味も濃厚で旨味たっぷりの部分なので、「生姜焼き」にはとても最適です。

しかし、生姜焼きに選んではいけない部分があります。
それがネック側。

肉質も硬く、生姜焼きなどの少し厚切りで使う料理には不向きなので選ばないようにしてください。

断面は、こんな感じのお肉です。


筋も粗く硬めの肉質なので、生姜焼きには不向きかもしれません。

 

 

100%成功する豚生姜焼きタレの黄金比率まとめ

豚生姜焼きのタレを作る時、なんとなく「感」で作ると、
・美味しかったり
・いまひとつだったりすることありますよね。

豚生姜焼きは部位選びも大切ですが、それ以上にタレ作りはとても重要です。

この記事は以下の人におすすめ!

おいしい豚生姜焼きのタレを知りたい!
おいしい豚生姜焼きタレ作りの配合を知りたい!

そんな人のために、
今回はおいしい豚生姜焼きのタレの黄金比率をご紹介しました。

豚生姜焼きは部位選びは勿論大切です。

しかし、それ以上に大切なことがあります。

それが、生姜焼きのタレ

生姜焼きのタレは、調味料などの配合で味が微妙に変わってきます。

「感覚」で、なんとなく生姜焼きのタレを作ると、おいしいかったり、いまひとつだったりしますよね?

そんな人は、100%成功するおいしい生姜焼きのタレの配合、

・しょうがのすりおろし・・・1かけ
・しょうゆ・・・大さじ1
・みりん・・・大さじ1
・酒・・・大さじ1

黄金比率、

1:1:1:1

をお試しください。

これが、100%成功する豚生姜焼きのタレの黄金比率です。

・計りやすく
・覚えやすく
・シンプル
な配合です。

是非、参考にしてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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